こちらの記事はDiscord内の「独り言チャンネル」の過去ログを転載したものです。

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みなさん、おはようございます✨

本日はあらためて「長期的にはNFT市場を破壊する運営」についての考えを書かせていただきます。

何度も発言しているのですが、
私が考える「悪しき運営手法」は下記の3点です。

①ガチホ強要
→強すぎる推奨、顧客資産の凍結に近い行為

②言論統制
→影響力を利用した攻撃的なブロック戦略

③相場操縦
→セカンダリ文化のためという名目

上記は、明らかにマルチ商法的な手法であり、
長期的な発展を阻害する戦略であると確信しています。

これらの行為が一部のみで行われているだけなら
ただの局地的なカルトなので、勝手にしてくださいという感じです。

問題なのは「市場でもっとも影響力がある人達」がこういった手法をしている事です。

インフルエンサーが自身の影響力を利用して
自分の認めた人だけを仲間に入れて、
気に入らない人はブロックして仲間外れ。

そういった構図は「いじめっ子」の振る舞いと同質なものです。

NFT市場があまりにも狭いために、
市場全体が学校のひとクラスのようなヒエラルキーとして構築されてしまい、
カーストのトップの言うことには逆らえない。

取り巻きのみが頭を撫でられお小遣いを分けてもらえて、
言うことを聞かない者は「あいつはシカトね」との司令が発動される。

いじめっ子集団がクラスを掌握している状態であれば、
シカトされた人は、なすすべもなく泣き寝入りするしかない状態。

私には2022年の11月ごろまでのNFT市場が、そのようにしか見えませんでした。

そういった状況に我慢ならなかった事が、
私は問題提起を始めた要因です。

一部の人からは(おそらく多くは権力者の取り巻きですが)
「争ってなんになるんだ」という苦言がきましたし、今でもたまに言われます。

しかし、私は「クラスがいじめっ子の支配化にあるのはおかしい」と声を上げているだけだと思っています。

いじめっ子が憎いのではなく、「いじめ行為をやめよう」と発言してきたのです。

もっと正確に言えば、「いじめ行為に屈するのはやめにしましょうよ」という事です。

多くの方が、潜在的に私と同じことを感じていたのだと思います。

私が最初に問題提起をした記事は、少なからず注目されました。

3日でHPに20,000アクセスがあったのですが、
これはTwitterのインプレッションとは違い、
実際に訪れた人数にかなり近い数値となります。

今のNFT市場の規模を考えると、
かなりの割合の方が、一度は私の問題提起は目に触れたのではないかと思います。

そして今、多くの人がカルト的な支配構造に否定的な声を上げ始めているのは、
必然的な流れだと思っております。

自分たちの取り巻きだけを優遇して、
気に入らない声は自身の影響力によって封殺するような排他的戦略が
いつまでもまかり通るわけがありません。

特にこの1週間ほどで、明らかに市場全体の潮目が変わってきたと感じております。

いじめのトップにいる人も、毎日の発信している音声配信の内容から焦りを隠しきれていない状態です。

もう「いじめっ子の支配」は、長くは続かないでしょう。

市場による自浄作用として健全なことだと思いますし、

NFT市場にとって非常に良い流れだと思っております。

では、なぜ「いじめっ子」が排他的戦略をしてきたのか?

また、その戦略がダメなのであれば、どうすればよいのか?

それについて、私の考えを書かせていただこうと思います。

いじめっ子としては、
「上記の戦略をとらざるを得ない」状況であることは理解しています。

主要原因は

・供給過多な発行数量
・メンバーの報酬を支払い続けなければならない

だと思います。

まず、2万以上の発行数量が、今の日本のNFT市場の規模を考えたときには供給過多だと思います。
1万と2万では大きな差です。

2万となると、「流通不足」よりも「売り圧力」が大きくなります。

非常に単純な理由です。

「需要と供給のバランスが悪い」

ゆえに、ガチホ強要をすることで売り圧力を抑えなければいけないわけです。

まずこれはガチホ強要させるしかないPJの、シンプルな欠陥です。

より根本的な原因としては、
「メンバーの報酬を支払い続けなければならない」ことだと思います。

複数人で運営をしてしまうと、働いている人には「報酬」を払わなければいけません。
最初だけは「楽しいから」でタダ働きしてくれるかもしれませんが、
いつまでもそうはいきません。

無報酬が続けば、みんな去っていきます。

報酬を捻出するためには、急いでマネタイズをしなければいけなくなるわけですね。

そのマネタイズ手法として、応援NFTや2次販売、サブコレクション販売などがあるわけですが、
いずれの方法を取るにしても必要な前提があります。

「フロア価格を高値で維持しなければいけない」という呪いです。

応援NFTなどが即完売するのは「本体は何十万円もするのに、こっちは安い!」という心理です。

本体の価格が下がってしまうと、
すべてのマネタイズ戦略は崩壊してしまいます。

ゆえに、フロア価格は何としても高値で維持しなければいけないのです。

フロアが下がれば終わりなのは、当事者であるインフルエンサーさん達が一番理解しています。

だから「フロアスイープ」などをしてでも、絶対にフロアを下げないように動いているわけです。

しかし、もともと過剰な煽りによって無理やりに何十万円にも高騰させたNFTです。

そのような高額がつくような実態は、何もありません。

そこに集まっている取り巻きの人達の財布の中身もドンドン減っています。

持っているNFTの含み益だけはありますが、それらは換金できません。
ウォレットを監視されてガチホ強要されていますし、
それを振り切って換金できるのはごく僅かです。

1ETH以上で換金して逃げれるのは「数百人にひとり」といったところでしょう。
いまのPJの流通量などを注視したらわかることです。

運営がいくらスイープしようとも、長くは続きません。

いつまでもその価格を維持し続けることは不可能です。

そして、フロアが崩壊した時、そのPJに関与しているあらゆる場所に影響が派生して、
連鎖崩壊が起こります。

それはあらゆるマルチ商法で必ず起こる結末です。

さて、マルチ商法がダメなのであれば。

NFTはいったいどういった運営をすればよいのでしょうか?

大前提として、いまの市場状況であれば、
「少人数運営」であることが不可欠だと思います。

現状では、ジェネラティブは「ローンチのとき」だけはまとまった収入が得られます。
しかし、その後に継続収入を得ることができているのは、
残念ながら「マルチ的な囲い込み手法」を取っているPJのみです。

今後は、ローンチでの回収もどんどん難しくなっていくと思います。

そもそも、継続収入を得なければいけない大きな理由は、
「メンバーに報酬を払い続けなければいけないから」です。
(あとトップが守銭奴であることも原因ですが)

私はジェネラティブを1人で運営しておりますが、
NFT活動をするのに「大人数」が必要だとはとても思えません。

1人で運営していても、まったく問題ありません。
現在は各種の外注ができるサイトもありますので、
自分に足りない技能があれば、
アウトソーシングで依頼できます。
運営自体は、大げさに大人数でするような要素が、まったくありません。

大人数で運営しているPJによるユーティリティって、
それほど良いものがありますか?

細かいことは色々していますが、魅力的なものはありますか?
マルチ的運営のPJでのユーティリティは結局は「ALをもらえる権利」だけでないでしょうか?

私のコレクションはひとりで運営しておりますが、
去年の6月から半年の間に、
ホルダーさま全員に10回、特典を郵送いたしました。

「抽選」ではなく、ホルダーさま全員です。
ホルダーさまである事以外には条件はありません。

エントリーをいただければ、送料もすべて負担しています。

手前味噌で恐縮ですが。
現状で、これだけ実質的なユーティリティ配布を実施しているPJは他にありますでしょうか?

「ホルダーであればコミュニティに入れる」
「コミュニティ内で貢献すればランクがあがり特典がある」
「抽選で配る」
「需要のないアニメやゲームの企画」
「ALを配布する」

マルチ的PJの特典は、こんなところではないでしょうか?

大人数で運営しておりますが、
結局はコミュニティ内で働かされて、
媚を売った人達や、もともとの身内の人だけが優遇されるシステムに見えます。

DMDでのシール配布は、1回の実施で5万円~10万円の経費がかかっています。

いま準備しているトランプについては、経済ロットというのがありますため、一回の発注で40万円くらいがかかります。

その発注を継続的に行っていく予定です。
(実施後にトランプの需要が少なければ別の特典に変更しますが)

各種特典については、
DollyMeDollのコレクション本体の価値を高めるためと、
特典自体にも価値があるものにすることを考えて選んでいます。

また、コレクション総数なども、
フィジカルの継続配布を続けられる事を前提にして決めたものです。

私がNFTコレクションをスタートするのに準備した資金は3,000万円ほどです。
少なくても2025年までは一切の収入がなくても、
まったく問題なく運営を続けることができる設計になっています。

二次によるロイヤリティなどで収入があれば、それも運営資金に回しますし、
3,000万円を使い切っても、追加で投資できます。

私は事業も並行して行っておりますため、
NFTでは一切の収入は必要ないですし、
事業での収入をNFTに追加投資できます。

なので、フロア価格の増減が運営に影響を及ぼすことはありませんし、
NFT市場が冬になろうが春になろうが、関係ありません。

すべてのNFTの価値が無になったとしても、
DMDのNFTを保有していれば、特典が届き続けます。

「実際にフィジカル特典が届き続ける」わけですから、
DMDの価値がゼロになることは、ないはずです。

ですから、私のNFT運営は、あらゆる外部要因は関係ありません。
質実剛健に、コレクション運営を続けていくだけです。

なぜ、収益度外視で運営しているのか。
慈善事業なのか?

もちろん、違います。

私はNFTやブロックチェーンについて、
絶対的な信頼をしています。

今後、色々な事があったとしても、
これらの技術に先行投資することが絶対にプラスになると信じています。

ですから、数千万円の投資などは、全然平気ですし、
近視眼的な利益を求めるようなことはするつもりがありません。

そして、揺るぎない運営を続けられるのは、「ひとりで運営している」からです。
誰か共同メンバーがいて、そのひとに報酬を払わなければいけないとしたら、そうはいきません。
何としても収益を得なければならず、その結果、歪んだマネタイズをせざるを得なくなるでしょう。

その最たる例が、いまのNFTを支配している方々の「マーケティング」です。

まともなマーケティングではなく、極めて「特殊なマーケティング手法」ですので、
短期的にマネーをかき集めて、そして消えていく手法だと思っています。

以上が、私のケースを含めたNFT運営についての考察ですが。

では、金銭的に余裕がある人しかNFT運営をできないのかといえば、
そういうわけではないはずです。

「どうやったらNFTでお金を稼ぎ続けられるのか」
という視点が、そもそもズレていると思っています。

現状の日本のNFT市場では、ハッキリ言ってジェネラティブ運営だけで継続収益を得続けることは不可能な構造になっています。
(一枚絵、グッズ展開などを含めればその限りではありません)

NFTは、「アート」や「デザイン」を表現するための手段のひとつとして活用されるものになっていくと思います。

これまでデジタルアートには価値がつかなかったところに、NFTというツールが登場したことにより、
大きく可能性が拡大しました。

音楽活動やチケット配布の手法としても拡大すると思います。

あとは「長期的視点でIPを育てるツール」ですね。

現状の日本では、NFTはそういった「手段の拡張ツール」として機能するものだと思っています。

「いますぐ毎月収益を稼ぎ続けるツール」という考えは、無理があると思います。

いずれは市場が拡大して、そうなる時が来るとは思いますが、現状では無理です。

私はNFTをそのようなツールとして見ておりません。

DollyMeDollはこれから何があっても運営は破綻しませんので、

「フロア価格を維持するために施策することがNFTマーケティングだ」と考える人たちとは
まったく違う運営を続けてまいりたいと思っております。

ではでは。本日はこのへんで。