■■■■

『言葉』というのは、

半分以上が装飾で出来ています。

発信者の意図をしっかりと見極めなければ、

さまざまな『言葉』で飾りつけられることによって、

印象や結論を誘導されてしまいます。

ゆえに、人の話を聞く時には

常に『本質』を捉えることを意識することが大切だと思っております。

さて。

みなさん、おはようございます。

アンチコラムのお時間です。

夢見人形といえば、悪口の帝王と言っても過言ではないでしょう。

なぜお前はいつも悪口ばかりを言ってるんだ、と

思っている方もいらっしゃることでしょう。

しかし、ですね。

情報発信者というのは、

私に限らず『悪口』ばかりを言っているものなのです。

『ワタシは人の悪口を言わない』と言っている彼も、彼女も。

発言の本質をしっかりと捉えましたら、

『あれ、それ悪口じゃん?』という事ばかりだったりするのです。

例外としては、

『最新のトピックを紹介することに特化した情報発信者さん』に

関しては、無機質な情報発信なので『悪口ナシ』でも成立するかと思います。

しかし、その他のインフルエンサーは基本的に『持論を展開』しており、

だからこそウケているわけでして、

持論というのは、必ず『他者の意見との比較』があるから成立してくるのです。

『他者はこうだけど、私はこうなのだ』という感じで。

この『他者はこうだけど』という部分は、

その他者の意見は間違っている、劣っているとすることで、

それを踏み台にして、『私はこうなのだ』の部分が『映える』わけです。

この一連のロジックは、『悪口』や『批判』と本質を同じくするものです。

私は、悪口や批判をダメとは思いません。

それら無しで、持論など成立し得ないからです。

私以外の人も悪口だらけなのですが、

多くのインフルエンサーは『言葉の装飾』によって『悪口ではない風』のパッケージにしております。

しかし彼らの発信内容の本質を注視したら、それ悪口じゃん、のオンパレードです。

では。

『装飾』の具体例を見ていきましょう。

とてもわかりやすい例としては。

『批判するわけではないんですが~』からはじまる言葉があります。

これは、『今から批判しまーす』と言っているのと同義です。

『批判するわけではないんですが』のあとに続く内容は、100%、批判です。

他にも、

『別に良いと思うんですけどね』という言葉は、『私はそれを良いと思っていない』というのが本質です。

今後、こういった装飾が出てきた時には、チェックしてみてください。

確実にそうなっていますので。

……これらの言葉は、つまりはこう言いたいわけです。

『今から悪口を言うんだけど、悪口とは捉えないでくださいね』

と。

言うことは言うけど、良い子だと思われたいという事ですね。

悪口を言う子は、一般的には悪い子と認識されますので。

しかしですね。

私は、こういった行為は、『卑怯』であり、セコいと思っております。

悪口を言っておきながら、言ってないかのように偽装するのは、

器の小さい人間のすることだと思っています。

残念ながら世の中のインフルエンサーの多くがそのタイプではありますが、

私はそういった偽善には虫唾が走るので、

批判を展開する時には、ハッキリと堂々としていたいと思っております。

次は。

『固有名詞を出さない』という悪口手法についてです。

ここからは過去にも発信したことがある内容と重複したものを含みます。

『ボクはヒトの悪口を言いません』と主張しているインフルエンサーは、

固有名詞を出さないことで、『悪口を言っていない』という設定になっているようです。

たとえば。

『まだ東京で消耗しているの?』などと発言していた人がいましたが、

それは『東京で働くすべてのヒト』を小馬鹿にしているわけでして、

発言者の心理状態は『悪口』とまったく同じなのは言うまでもありません。

しかし、東京で働く人は数が多いので、該当する人もそれほど腹を立てることはないかもしれません。

該当数が多いので『システム批判』とも言えます。

とはいえ、なんかムカつく発言ですから、

文句のひとつも言いたくなる人もいるでしょう。

そこでTwitterで『東京で消耗してるの発言』を批判したら、

『ああ、またアンチが何かいってますね。ボクが高知に引っ越しただけでアンチが湧いてくるんですよね』

と、あたかも一方的にアンチが攻撃してくるかのように捏造されます。

事実は逆です。

先に小馬鹿にする発言の種を巻いたのはインフルエンサーさんのほうであり、

それに対しての市場からのアンサーでしかないはずです。

この『悪口を言いまくりながら、反論者をアンチ扱いする手法』が

元炎上ブロガーのマーケティングの実態ですね。

では。

NFTが大暴落したタイミングで、前日にNFTを売った人を『バカ』と蔑んだ場合は、どうでしょう?

この場合は、該当者が数十人程度となります。

まさに自分が当てはまっていたら、名指しでバカと言われているに近いですね。

おまけとして。

自分が『情報発信するのに音声配信は必須ではない(※1)』というコラムを書いた次の日に、

『アンチは音声コンテンツを作れない(※2)』というVoicyを公開された場合は、どうでしょう?

これは、もはや名指しそのものです。

そのタイミングで該当するのは日本で1人しかいないかと思います。

※1のコラムを書いたのは私で、※2のVoicyを公開したのはイケハヤさんです。

どう考えても、イケハヤさんから私へのメッセージ(当てつけ)であり、

直接の悪口だと思うのですが、

どうやらこれも、固有名詞を出していないから『悪口ではない』というパッケージみたいです。

うーん。

まあ。

かくいう私も。

『ガチホ界隈の方々は』といった言い方をして、

該当者をボカした言い方をする場合が多々ありますね。

これって、該当者への気遣いだと思いますか?

……違いますね。

面倒な事を避けるためにボカしているだけです。

そう。

固有名詞を出さないことで『悪口ではない』と主張する人達も、

それは優しさではなく、

『継続的に悪口の発信がしやすい形式』を選んでいるに過ぎないわけですね。

ちなみに、私の場合。

『これは事実を周知させるためにも名指しで批判した方が良い』と感じた事項については、

相手の名前を直接出したりもします。

その場合は、『訴訟したいならしてみろゴミクソ野郎』という気持ちでおります。

あ。批判するわけではないですよ?

■■■■

さて。

固有名詞を出す場合も、出さない場合も。

いずれにしても、『自分以外の誰かを馬鹿にしている』のは間違いでしょう。

その対象者が多くても少なくても、本質は同じです。

また、言葉を装飾してカモフラージュしていても、同様です。

誤解なきようにしたいのは、

言葉の装飾も、固有名詞を出さない事も、それ自体は別に良いと思っております。

装飾をまったくせずに日本語を形成する事などできませんので、

誰だって装飾した言葉を使います。

私が醜悪だと思うのは、

装飾によって、本質的な部分を完全に覆い隠してしまい、

結論を真逆の方向に誘導する手法です。

悪口を言っているのに、悪口を言ってないと思わせるのは、

真逆の結論です。

『批判するわけではないんですが~』からはじめる事で、

『ああ、この人は悪口を言わないんだな』と信じてしまうような人も、世の中には多いです。

NFT市場におけるインフルエンサーの多くは、

このような言葉の装飾や誘導によって、

『アンチは悪口ばかりを言っている。自分達は悪口を言わずに頑張っている』

という体裁にして、周りに信じ込ませようとしております。

しかし。

彼らの情報発信の『本質』を注視してください。

昨日も、今日も。そして明日も。

かなりの確率で『自分以外の誰かを下げることで、自分は特別だと主張している』という内容になっているはずです。

■■■■

今回のまとめです。

『いつも悪口ばかり言っている人達に、悪口は良くないとか言われても説得力ゼロ』

……ではでは。

またあした!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です