おはようございます✨

本日はまた「コミュニティ設計」の話で、お茶を濁しましょう。

今回は、
「具体的なコミュニティ名」を例に出して話をすすめたいと思います。

具体名はボカしながら書こうかなとも思ったのですが、
それだとモヤモヤした内容になるので、

最近はCNPのことも好き放題に言っておりますし、もう自由に書こうかな、と。

なので、本日の記事では。

皆様も入っているかもしれないコミュニティ名や、個人名が、もろに登場します。

いつにも増して「閲覧注意」でお願いします!

・・・さて。

まず、私がコミュニティを設計するに際して、
もっとも憎むべき要素があります。

それは「同調圧力」です。

これこそが、私がいちばん嫌悪しているコミュニティの性質です。

ゆえにDMDでは「同調圧力を発生させない」と繰り返しております。

しかし。
コミュニティを設計する上では、本来は避けるべきではない性質です。

なぜなら、「同調圧力」こそが、
コミュニティ設計における最重要項目といっても過言ではないからです。

一般的な組織論では、
「コミュニティの中でいかにして同調圧力を発生させるか」がポイントとして語られます。

企業理念も、同調圧力で束縛するための手段です。

わたしもコミュニティに同調圧力が大切なのは、重々に承知しております。

でも「嫌いなものは嫌い」なんですよね。

こればかりは、どうしようもありません。
同調圧力の強いコミュニティは、耐えられません。

なので、DMDでは「同調圧力は無し」が重要方針です。

完全に、セオリーとは逆の思考です。

さて。

「同調圧力」とだけ言っても曖昧ですので、基準値を設定します。

具体的に、同調圧力を「0~100」に数値化して考えたいと思います。

あくまで、話を進めるために用いる、便宜上のものです。

まず。
コミュニティで「同調圧力がゼロ」なんて状況は、ありません。
ゼロだと、それは知らない人達です。

コミュニティではありません。

なので、同調圧力が0は「赤の他人」です。

同調圧力が100は「カルトやテロリスト」が該当するとします。

求められたら殺人や自殺すらも実行してしまう水準まで圧力が高い状態を100とします。

圧が高くなるほどに、
「抜けたくても抜けれない」とか「みんなの言うことに反対できない」空気が生じはじめます。

私が言うところの「同調圧力を発生させない」が、
どのあたりのことを指しているのか。
具体的なコミュニティ名をあげながら、述べていきたいと思います。

まず。
日本のオンラインサロンでメンバー数トップは、
「西野亮廣エンタメ研究所」です。

これを読んでいる方のなかにも、サロンメンバーさんはいらっしゃるかもですね。

西野さんのサロンは。
私の感覚での同調圧力は「85」くらいです。

かなり高いと思います。

つまり、相当に強いコミュニティ設計になっている、という事でもあります。

日本トップのサロンなわけなので、
日本トップクラスに同調圧力が高いのも、ある種の必然ではありますね。

スゴいですけど、私が求めるコミュニティとは、完全に異なる設計です。

西野さんのコミュニティ設計について論評しろと言われれば、
本が書けるくらい語れますが、
今回は「めっちゃ同調圧力が強いコミュニティの実例」だけで止めておきますね。

さて。
「ちゃんとしたコミュニティを作ろうとしたら同調圧力の発生は必然だろう」
と思われる方もいるかもしれませんが、

同調圧力は、トップの性質や状況に大きく影響を受けます。

トップが同調圧力を煽っているコミュニティは、
明らかにカルト的な様相を示し始めます。

「リーダーが右といえば、みんな右を向く世界」です。

私には耐えられません。

では、「トップがいないコミュニティ」は同調圧力が無いのでしょうか?

それがまた、そうとも言えないんですよね。

例として「三角エコビレッジ・サイハテ」というコミュニティがあります。

エコビレッジというのは、自然派の人達が集まってヒッピーのように暮らしているリアルのコミュニティです。

サイハテは、東日本大震災のあった2011年に発足したので、
もう10年以上も続いています。

日本のエコビレッジでは相当な古株になると思います。

エコビレッジって、大抵は長続きしないんですよね。

サイハテみたいに10年も続くのは、かなり稀なことです。

さらに驚きなのが、サイハテには「リーダー」がいないんですよ。

「お好きにどうぞ」をコンセプトにしており、

「リーダーも、ルールも無い」というコミュニティ設計になっています。

10年前からDAOみたいな設計でコミュニティをしてるんですよね。

しかし。
これは明らかにやり過ぎたコンセプトだと思います。

リアルのエコビレッジで「リーダーなし」というのは、
ちょっと無謀です。

いや、それでも10年も続いているのはめちゃくちゃスゴいんですが・・・

表面的には「楽しいヒッピー生活」「楽園」のような雰囲気のSNS発信がされているのですが、

内情はけっこうシビアだと思います。

リーダーなし、なので、何をするにも意見がまとまらない。

特に、エコビレッジのような場所にあつまる「ナチュラリスト」の方は、
クセが強い方が多いかと思います。

これは、単に悪口というわけではなく。

大量消費社会や環境問題に疑問を持つということは、
何かしらの強い意思を持っている部分があります。

なので、どうしても「持論」が強い方が多く、
ナチュラリストの方をまとめるのは、
「カリスマによる強いリーダーシップ」がなければ、なかなか大変です。
(ジョンレノンのような雰囲気の人がエコビレッジのリーダーに最適です)

それを「リーダーなし」で運営しているわけですから、
日々のコミュニティ運営での苦労は計り知れません。

実際には、「リーダーっぽいヒト」は、やっぱりいます。

発起人の工藤さんというかたは、最近になって離脱したようで、
坂井さんという方がメインで引っ張っている状況のようです。

※SNSでしか知りませんが、坂井さんは好感度の高い、極めて善良な方だと思います。

坂井さんは先頭に立っていますが、リーダーでは無いので、権限がありません。

このコミュニティ設計は、めちゃくちゃ大変だと思います。

そんなリーダーなしのサイハテですが。
やはり外から見ていると「同調圧力」が、そこそこあるように見えます。

リーダーではなく、コミュニティメンバー全体が、同調圧力を生み出している雰囲気です。

「強い独自文化」といった感じです。

リーダーがいない場合、コミュニティメンバー全員がまとまる意思を持たないと破綻しますので、
ある種の独特の同調圧力が発生しているように見えます。

同調圧力は「50」くらいでしょうか。

ただ、サイハテは「リーダーなしのエコビレッジ」という無理ゲーみたいな設計で、
本当によくやっているなあとは思います。

頑固にならず、リーダーありにしたら良かったのに、と個人的には思います。

さて。
リーダーなしでも、それはそれで、同調圧力が生まれます。

では、生まれないようにするには、どうすればよいか。

それには「明確に同調圧力を嫌っているリーダーの存在」が必須だと思います。

悪口(?)ばっかり言っていてもアレなので、
ここで、私が理想にしているケースもご紹介します。

pha(ふぁ)さんという方が作った「ギーグハウス」というシェアハウスです。

スタートしたのはかなり昔になると思いますが、
ネット上で知り合った方がゆるく共同生活するという、
日本のシェアハウスでは先駆けみたいなコミュニティです。

私はphaさんと会った事がありませんし、
ギーグハウスに行ったこともありません。

phaさんの書いた本は、何冊か読みました。

そのくらいでしか知りませんので、
ギーグハウスの内情に詳しい訳では無いのですが(たぶん大変な事も多いと思います)

少なくとも、phaさんからは「同調圧力」を感じません。

明確に同調圧力を避けていると思います。

で。そんなphaさんのような方が作ったコミュニティは、どうなっているのかといいますと。

外から見ている限りは、同調圧力は低いように思えます。
(実際のところはわからないのですが)

そして、特徴がもうひとつ。

「収益化」がされません。

そう、結局は、必ずお金の問題に突き当たります。

世のため人のため、NFT文化のためなどと綺麗事を言っても、
世の中はマネーなのです。

コミュニティが「カルト化」するのも、
NFTコレクションが「バブル化」するのも。

「リーダーの欲の大きさ」次第です。

ローカルコミュニティから始まったとしても、
リーダーに大きな欲があれば、それはいつかは体制派に移り変わります。

重要なのは「リーダーの本質」がどうであるかにかかっています。

みんなウソツキです。

自分が儲けたくてやっているわけではないような事を、言います。

しかし、コミュニティがカルト化している場合、
そのトップにいる人物の「中身」は「モンスター級に利己的」です。

表面的に言っている事と、本質はまったく異なるのです。

モンスター級になると。
思い込みによって、自分自身すらも「嘘をついているわけではない」と、
都合の良い解釈をするようになりますので、発する言葉に真実味を帯びてきますが、
そのコミュニティがカルトになっていたら、トップはモンスターだと判断して間違いありません。

(※ここでいう「カルト」は「=排他的」です。俺たちだけが正しいという高揚感を作り出し、世間は間違っているから意見を聞くなという価値観をコミュニティ内で共有し、外部の情報をシャットアウトした状態にすることでメンバーを白痴化させた状態)

もともとはモンスターではなかった人が、
「カルト・コミュニティを維持するため」にモンスターに変貌してしまったパターンも少なくありません。
カルトはモンスターにしか運営できませんので。(まっとうな倫理観を持っている人には無理です)

その点で、phaさんは、欲が極めて小さいように見えます。

ゆえに、同調圧力が発生しないという反面、
収益化もできないのです。

コミュニティを利用して収益化する気が、ないのでしょう。

phaさん自体が本を書いたりして、そこそこの収益はあるかと思いますが、
もしその気になれば、もっともっと稼げる人だと思います。

ギークハウスの同調圧力は「20」くらいに見えました。

コミュニティにおける同調圧力では最小クラスだと思います。

そんな感じで。

私が理想とするリーダー像はphaさんなわけです。


最近のphaさんの動向は存じ上げておりません。
理想とまで言ってるので、別人のような利己主義になっていないことを祈ります。

では、私はお金には興味が無いのかといいますと、
そんな事はありません。

さきほども書きました通り、世の中はマネーです。

興味ありありです。

それに、自分の考えを明確に持っているので、発言に「圧」もあると自覚しております。

ただ、何かの行動を強要したくないですし、
「コミュニティメンバーからマネーを搾り取る」というのは、嫌です。

作品は関係なく、リーダーの言うがままに無思考にお金を払い続けているという状態は、カルトだと思っています。

私がDMDで収益化をするとしたら、やはりそれはIPとしてです。

私のような小物が言うのはおこがましいのですが、
理想としてはハローキティのような感じです。

キティちゃんもキティラーからお金を巻き上げているとも言えますが、
それはキャラクタービジネスであり、私の目からは、健全に見えます。

キティ廃人みたいな人がいるのだとしたら、それは良くわかりませんが。

「サンリオが言えば、右といえば右」みたいな集金システムではないので、
カルトではないでしょう。

本日の結論。

私はやはり、どこまでいっても。
DMDをキャラクターIPとして育てることを目標にしております。

コミュニティも、ファンコミュニティとして健全なものを目指しており、
カルトには絶対したくありません。

もちろん、サンリオのような大企業になりたいわけではないですが、
DMDは、DMDなりのIPとして、
健全なマネーシステムを目指して運営を続けてまいりたいと思います。

そうする事でDMDのNFTとしての価値も、
質実剛健に育っていくと信じております。

現状のNFTにおきましては。

WLを永久に繰り返して強制集金システムを何度も発動し。
コミュニティメンバーから搾れるだけ搾り尽くして。
持っているNFTを2次に出すのはダサいと煽り。
常にリーダーの顔色を伺いながらNFT活動に参加しなければいけない。

みたいな運営は、
絶対にしたくないのです。

それをしなければ負けるというのであれば、負けでいいです。

今の体制派で行われているのは、サブプライムのときに格付け会社を利用して行っていた手法と同じです。
中身は超危険銘柄の詰め合わせの金融商品に「AAA」の格付けを乱発することで、
バブルを作り上げて、そして見事に大崩壊させました。

サブプライムのときは、一応は歴史ある格付け会社が評価をしていたので、まだ騙されるのも仕方ないと思いましたが、
いまはトップの一声ですべての価値が決定しているような状況です。

これが続くわけない、と思っています。

市場不安を煽っていると思われるかもしれませんが、
バブルは、大きくなればなるほど、破裂した時の被害は深刻になりますよ。

バブルの状況下では。

「作品の価値」ではなく、「上がっている状況」を担保にして、更に上がり続けます。

下降を始めたら急転直下、というのを、これまでも経済社会では何度も繰り返してきたことです。

仕掛けた側だけ、勝ち逃げです。

もちろん「投資判断は自己責任」でお願いします。

現在の価格よりも、もっともっと価値が上がると信じている方は、それで良いと思います。

ということで。
本日は以上です。

最後は、またまた体制批判になってしまいましたね????

ではでは、わたしは今から寝ますね✨